宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

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イベントレポート 第三章「純愛篇」初日舞台挨拶レポート

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10月14日(土)。全国25館で劇場上映される『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第三章「純愛篇」の初日舞台挨拶が行われた。新宿ピカデリーで最も大きい会場となるスクリーン1に登場したのは、森雪役の桑島法子さん、音楽の宮川彬良さん、監督の羽原信義さん、シリーズ構成の福井晴敏さん。そして、司会を担当するのは桐生美影役の中村繪里子さん。

上映後の登壇ということもあり、トークはまず第三章の感想からスタート。まず、第三章を客席で一緒に観ていたという宮川さんは「自分の人生の中で、こういうものを待っていたんだなと…。これは褒めすぎかもしれませんし、自画自賛と言われるかもしれませんが、ショックなくらいおもしろかったです」と大絶賛。一方、桑島さんは「こんなことまで、この段階で描くんだ」と驚いたこと、福井さんと一緒に取材を受けた時に、福井さんから「(古代と雪は)その辺にいるカップルじゃないんだなあと、台本だけではわからない古代と雪の愛も知ることができました」と、オリジナルとは違った今作のエピソードや作品に込めた思いについても触れ、「数回見ただけでは味わいきれない、すごく大きな作品ですね」と、何度も観て細部まで楽しんでほしいとアピール。

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その後、話題は第三章で使われた新曲についても触れていきます。宮川さんは「やっと羽原監督が愛、愛と重ねて言っていた理由が分かりました。愛ほど巷に溢れている言葉はないですし、色んな意味を含んでいる言葉はないですから、自分なりに哲学的な思いを忌憚なく発揮したつもりです」と不安もあったことを吐露。その上で、第三章の肝でもあるシーンで使用された曲について「(羽原監督からのオーダーは)悪魔だけど綺麗なメロディを、綺麗ではあるけど清潔や透き通ったというイメージではなく、悲しくも儚げに近い。儚いが極まって強くなる」イメージで曲を作ったことを解説してくれました。曲を受け取った羽原監督は意外な仕上がりで驚いたそうですが「映像と合わせたらあまりにピッタリ」。宮川さんも上映を観て「あてずっぽうの玉がよく当たるな、俺凄い」と、客席から笑いと共に大きな拍手が沸き上がりました。

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上映後だからこそ聞ける話題と制作の裏話などを伺えた舞台挨拶。その最後に、登壇されたみなさんからメッセージをいただきました。

桑島法子さん「雪がやっと戻ってまいりました。なので、安心して(この先もヤマトの)旅を見ていただければと思います。第四章もまた展開が本当に読めません。私たちも驚きながらアフレコをさせていただいています。続きが観たくなる作りになっていますので、第三章もこれからたくさん観ていただければ嬉しいです。」

宮川彬良さん「『2199』はキーワードとして「最初のヤマト」と呼ばれていましたが、私は『2202』のことを…、今日第三章を見た感想をひとことで言い表すとしたら「大人のヤマト」と僕は言いたいです。皆さんとこれなら心から楽しめると思いました。これからもよろしくお願いします。」

福井晴敏さん「今まで年代や性別を問わず様々な方からインタビューを受けましたが、第三章では男女でまるで見方が違っていました。「選ばない」と言った古代の気持ちがわかるかどうかも、本当に男女で分かれています。これは、ご夫婦とか深く付き合っていこうと思っている相手がいらっしゃったら、ぜひ一緒に観て話し合ってください。でも、あんまり深く話し合い過ぎるとそこから亀裂が生じてしまう、割とセンシティブなものでもあります(笑)。観た人それぞれの人生が問われるような話にこれからもなっていくと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。」

羽原信義監督「「大人のヤマト」ですけれど、「大人が子供に見せるヤマト」でもあったりしますので、ぜひお子様がいらっしゃる方は一緒にご覧いただけるとありがたいです。また、これまでも「エンディングではスタッフロールではなく、左にある小窓を見てください」と言っていましたが、(ネタバレを避けるためにも)これから観る方には「小窓がいいよ!」と言っていただけるとありがたいです(笑)。現在、第四章も作っておりますので、ぜひ今後も楽しみにしてください。」

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