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宇宙戦艦ヤマト2202、制作決定!!

MESSAGE

  • 福井晴敏message
  • 羽原信義message
  • 西﨑彰司message
  • 小林誠(原画)
  • 玉森純一朗(原画)
  • 石津泰志(原画)
  • 結城信輝(原画)
  • 宮川彬良(音楽)

愛〟は決して無力でも、凶器に転じる危険な言葉でもない。過酷な現実と折り合い、時に修正を促すための力――ヒューマニズムの極致として、我々ひとりひとりが強く意識していかなければならない、それこそ生物学的な本能として与えられた力なのだということの再話。自らが語り、自らが壊してしまったメッセージを再び語り得た時、ヤマトの真の復権が為されるものと確信します。宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち――命を込めて作っています。ご期待ください。福井晴敏

魂を込める。羽原信義

私にとって最も重要な仕事は才能を探すことです。才能を見つけなければいけない。今、このことが叶った様な気がします。 西﨑彰司

 

「ヤマト2199」の続きを作る、ということは大変な事です。自分にとっては、最初のヤマトを蘇らせるという合言葉で始まったプロジェクト、と理解しておったわけですから、「はい、これも宜しく。」と言われたところで躊躇する自分がいるのも当然です。しかし、そんな未来があるかもよ。と小耳に挟んだ時点で、同時に僕はすでに渦中におりました。毎月のように音楽会ではヤマトをプログラムに取り上げ、責任とプライドを持って演奏に取り組んでおりました。その中で、父の作品と自分の作品とを融合し…しかしそれはあえて手をほどこさずとも、最初から融合したものである、ということにも気づかされるのでした。例えば自作の「ガミラス国歌」を演奏し、100人からの合唱団の歌でそれを聴く時に、なんとも物騒な、しかしなんとも高揚し、入り込んでいる自分がそこに居て、それは父の「宇宙戦艦ヤマト」を演奏し、会場の全員でそれを斉唱するときの感覚と全くもって等しいのであります。そんな経験をいく度となくかさね、又 多くの人の前でヤマトを語るという機会も何度もあり、もうこれは自分には責任があるな、ということを実感しておりました。すなわち、僕には続きを書くお役目がある、ということです。「義務」と言ってもいいのだけれど、全900余曲を、相当苦しんで書いた父の仕事ぶりを思うと「義務」という言葉を当てはめたくない心境も御理解いただけるかと思います。一方でヤマトは、僕の教科書であったと同時に反面教師でもありました。時代やニーズに合わせて続編が次々と登場することに、正直見苦しさを感じていた時期もありました。そういう意味で僕は現在でも「ヤマトの迷走」を歓迎しません。男らしく創り切ったらスパッとやめたいと思っています。でも自分の中ではまだ創り切った訳ではない…という感覚であり、いずれにせよ僕はこれ(「宇宙戦艦ヤマト2202」)を見届ける立場なのだなぁ、と実感しているところであります。幼少期の宮川泰の得意技、というか趣味は戦艦大和の細密画を描くということだったそうです。僕自身も幼いころは「鉄人28号」を描いた同じ画用紙に、今度はゼロ戦機の戦う様子をダイナミックに描く、ということをごく自然にやっていました。数年後、僕の画用紙やノートの1ページには「宇宙戦艦ヤマト」が描かれておりました。又、父の時代には刀剣やちゃんばら、僕の代だとモデルガンなどが少年の心をとらえていました。正直に申し上げます。これら武器や兵器、そして戦闘機や戦艦が男の子にとって、どれほど美しいものであったでしょうか。この事実が大いに僕の胸を引裂き、心を悩ませます。何故武器は美しいのでしょうか!! 音楽の面においても然り。第二次大戦のさなか、少年時代を送った父の一番嫌いだった軍歌。その父の代表作が軍歌調であるというこの矛盾。一方で愛し、一方で嫌う。どれだけ美しい愛のストーリーを語ろうとも、美しさはそのデザインの中に息づいており、又どれだけ巧妙に戦禍を描こうと、美しい音楽の立体感にはかなわない…。ヤマトを創る、ということがすでに「美」であり「官能」であり「戦い」である…ということなのでしょうか。ヤマトの歴史=葛藤の歴史…ということなのでしょうか。そんな渦中に僕は今いるのです。2202の音楽は僕が担当いたします。宮川彬良