宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

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イベントレポート●第四章「天命篇」初日舞台挨拶レポート

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2018年1月27日(土)『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第四章「天命篇」が劇場上映初日を迎えた。初日舞台挨拶には、メインスタッフから監督の羽原信義さん、シリーズ構成の福井晴敏さん。ヤマトの乗組員から古代進役の小野大輔さん、島大介役の鈴村健一さん、斉藤始役の東地宏樹さん。そして、デスラー役の山寺宏一さんが登壇し、桐生美影役の中村繪里子さんが司会を担当した。また、今回の初日舞台挨拶は『ヤマト』初のライブビューニングを実施。新宿ピカデリーから全国28の上映館へ配信された。

この第四章では、前シリーズ『2199』の宿敵デスラーが本格的に登場することが前章(第三章)でわかっていた。その期待の大きさに応えるかのように、山寺さんを壇上へ招く際はガミラス国家が流れ、劇場に集まったファンがガミラス式の敬礼で迎え入れるといった演出が行われた。また、山寺さんからは「久しぶりだね、新宿、そして全国のヤマトファンの諸君。全国的にとっても寒い中、こんなに集まってくれて感謝の極み」と、『2202』第三章・第四章で使われたデスラーの名台詞をもじった挨拶が出ると劇場からは大きな拍手が沸き起こった。
もちろんヤマトクルーの面々も負けてはいない。小野さんは「ここはヤマトの艦橋です。今日は大いに盛り上がってください」との挨拶の後に、景気付けとして「ヤマト、主砲、てぇ〜!」。鈴村さんは「これからの素晴らしい『ヤマト』の未来に迎って、ワープ!」。東地さんからも第四章に登場する印象的な台詞「押すんだよ」と、こちらもキャラクターの台詞を披露がされ、最初からかなりプレミアムなトークが炸裂。劇場内を大いに沸かした。

トークは、上映後ということもあり第四章の感想からスタート。小野さんは「これまではどちらかというと心情的だったり内面的な葛藤、心情的な戦いを描いていましたが、今回はアクション巨編。本当に熱くて、ヤマトのダイナミックな部分が凝縮しています。僕もワクワクしました」。東地さんからは「最初からピンチの連続ですが、どうやって戦っていくんだろうと最後まで集中して観てしまいました。本当に見応えがあり、ワクワクが形になっていると思います」。鈴村さんからは「今までで一番ヤマトっぽいというか、ヤマトは常にピンチであることが基本です。それをどうやって打開するかというのが必ず描かれています。今回もやっとクリアしたら、またピンチ。クリアした、またピンチ。とずっと続きます。まさにヤマト・オブ・ヤマトだったかなと思います」「ワープは逃げの一手だと思われていますが、今回は攻めのワープも使っています」と一言プラス。山寺さんは、第三章のラストではたった一言だけの出演だったこともあり、まずは「出ていて良かった」と思ったそうだ。とはいえ「(第四章の)途中から色んな話になっていって、デスラーが出るか出ないか不安だったんですが、最後にまた登場できて本当に嬉しかったです」と、第三章のラストまで出番がなかった不安を吐露。

また、気になっているキャラやシーンの話で、山寺さんは「サーベラー」。東地さんは「ミルに対するデスラーの丁寧な言葉使い」。小野さんは「全員で背う」という台詞で感じた演者としても報われた感。鈴村さんからは島と古代の絆について「『2199』では分かりやすいシーンや絵柄がありましたが、特にこの(『2202』の)第四章では、古代の呼びかけに島が応えないんです。でも、ちゃんとそれに応えて動いている。何も言わなくてもいけちゃう」関係にあると、台詞だけではない絆の深さが解説。ただ「最近は(台詞だけでなく)絵もない」と付け加えると、羽原監督からが「すみません」と謝るなど、壇上だけでなく会場からも笑いが溢れていた。

その後、美影たち地球に残されたキャラクターがなかなか登場しないため、中村さんがなんとかしてこの後の話を知ろうと話を振ると、福井さんが「なんでそんな危いことを聞くの」と嗜めつつ「次の章あたりは…」と話を始め、「第五章は2話ずつ、A面とB面にパキッと分かれています。前半はデスラー篇。後半は地球篇でいよいよヤツラとの決戦がスタートします」。羽原さんも「すでに五章のポスターをご覧になっている方もいると思いますが、上の方にいっぱい色んなものが出ています。そこも見所になっています」と、第四章を観たばかりとはいえ、多くのファンが抱いている第五章へ逸る気持ちに応えるかのように大ヒントを話してくれた。

最後の挨拶で小野さんは「章を重ねる毎に、スタッフ、キャスト、そして観てくださるみなさんと共に旅をしているという感覚が強まっています。これからも是非一緒にこの旅をこの艦で続けて行きましょう。老若男女問わずみんなに『ヤマト』を好きになっていただいて、その愛をずっと続けていきたいと思います」。山寺さんからは「僕が中学1年の時から始まった、大好きな作品にこうして関われていることを非常に嬉しく思っています。また『2199』『2202』と、歴史に残る新しい作品が作られているんだなと感じています。この先、物語も凄いことになっていきますが、デスラーもかつて描かれなかった部分も描かれるのでないかと…。絶対に言うなと言われていますが本当に凄いんです」と、これからますます高まっていく物語のドラマや熱さを臭わせてくれた。

第四章の上映が始まったばかりだが、スタッフやキャストの気持ちは制作中の第五章へすでに夢中といったところなのだろうか。全七章のシリーズの折り返しを迎えた『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』。ますます見逃せなくなっている。

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