宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

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イベントレポート●第六章「回生篇」最速先行上映会レポート

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10月22日(月)新宿ピカデリーにて、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第六章「回生篇」の最速先行上映会が行われた。舞台挨拶には、監督の羽原信義さん、シリーズ構成の福井晴敏さん、そして司会に桐生美影役の中村繪里子さんが登壇した。今回は、舞台挨拶だけでなく、第十八話の生オーディオコメンタリー付きの特別版だ。

『宇宙戦艦ヤマト2202』のオーディオコメンタリーは、これまでパッケージ(Blu-ray&DVD)には収録されていたものの、ファンのみなさんを前に「ライヴ」で行うのはシリーズ初。

オーディオコメンタリーの内容を少しだけ紹介すると…。ささきいさおさんの主題歌が流れるオープニングで、中村さんが「最後に〈監督:羽原信義〉と名前が出るのは慣れましたか?」と振ると、「毎回のように『ヤマト、格好良い!』と思い観ているので、あまり自分の名前は見ていません。ただのファンですね」と羽原監督。土星沖海戦のシーンでは、福井さんが「太陽系の中での戦いだと、一番大きな木星を使いがち」と前置きをしつつ「でも、木星を壊す映画はあまりヒットしたことがない。原作でもそうだけど『ヤマト』は土星で良かった」と笑いを取っていた。また、中村さんからアフレコ時の裏話、さらに3人から第六章に繋がるポイントの一部なども語られ、直後に上映される第六章に向けた復習予習の時間となった。

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オーディオコメンタリー後はいよいよ第六章「回生篇」に向けてのトークコーナー。まずは、「お待たせしておりましたが、ようやく完成しました。あとはみなさんにお預けするので、ひとりでも多くの方に楽しんでいただけたら、と思っています」という、羽原監督の言葉からスタート。福井さんが「台本には『今回もまた酷い終わり方をするんですか?』と書いてありましたが、(今回の終わり方が)酷いかどうかは主観の問題だと思います。俺はそんなでもないと思います」とジャブを打つと羽原監督が「え〜〜〜。随分だと思いますよ」という反論ともいえるリアクションを返し、会場の笑いを誘っていた。福井さんは続けて「第五章でのヤマトはやられっぱなしに近い形でしたが、第六章では『こうやって立ち上がっていくのか』というのがハッキリと見えてくるので、今までのストレスドラマにお付き合いいただいたみなさまは溜飲の下がる部分もあると思います。…ただそれだけに留まらず、かなりの起伏があるので楽しみにしてください」と、さらなるドラマ展開、未知のエピソードへの期待を高めてくれた。

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また中村さんは、第四章で「どんどん風呂敷を広げていく」と言っていた福井さんの言葉を紹介し、福井さんが「(第六章は、風呂敷を)畳んでいる気満々なんだけど」とコメントすると、「畳みはじめたら、その風呂敷の柄が違っていた感じ」と返し「上手いこと言うね」と褒められることに。また「風呂敷を畳むというと物語が小さくなっていく印象があるけど、まったくその気配がなく、広がっている気がしました」と重ねて個人の感想を紹介。実は同じように感じたスタッフも少なくないようで、羽原監督は「どうやって終わらせるの?」と質問されているとのこと。どうやらこの感想はこれから多くのみなさんにも感じていただくことになりそうだ。

全七章で構成される『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』。そのラスト直前となる第六章「回生篇」は、11月2日(金)より全国35館にて期間限定での上映開始!

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