10月14日から全国25館で劇場上映される「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」第三章「純愛篇」の最速先行上映会が、
9月27日(水)新宿ピカデリーにて行われた。
上映に先立ち行われた舞台挨拶では、今回は司会として呼ばれた岬百合亜役の内田彩さん、桐生美影役の中村繪里子さんが登場。冒頭、二人が演じるキャラクターは6月に上映された第二章「発進篇」でヤマトに乗艦できなかったため、第三章のアフレコに呼ばれることはなかったと吐露。そのため第三章の内容は知らず「司会をやるなら本編を観ていいよと言われ、来ちゃいました」「(上映前でワクワクしている)みなさんと同じ気持ちです」と会場に集まった多くのファンの気持ちをひとつにまとめあげた。
監督の羽原信義さん、シリーズ構成の福井晴敏さんを招き入れた後は、さっそく司会の二人から質問が始まる。第三章のタイトルにある「純愛」という言葉としてのイメージについて聞かれると、福井さんははぐらかして「第一章の頃、とある飲み会で笑いながら言い出した」のが次第に「これしかない」となったとサブタイトル決定に至る経緯を説明し、司会の女性陣に「二人はどうなの?」と逆質問。中村さんは「白くてピュアで、決して手に入らないもの。こうであって欲しいという理想で、届かないからこそ尊いようなイメージ」と語ると、内田さんは「純愛は貫くもの。何か大きなイメージ」「人によって色んな印象があり、愛という言葉の大きさが伝わってくるようです」とコメント。すると、それを受けるように、福井さんから「純愛は、尊いけど凶暴なもの。何かをゴソッと手に入れるかもしれないけど、ザックリ傷つけるかもしれないという、二面性があるもの」と、まさに作品テーマに関わってくるかもしれないイメージが告げられた。
4人は上映後にも登壇。第三章を観たばかりの来場者からの質疑応答を行い、ファンならではの濃い質問や、第四章に繋がる質問などに率直に、しかしこの先の楽しみにを奪ってしまわない程度に言葉を選びながら応じてくれた。
羽原監督と福井さんからは、10月14日からスタートする上映を待つファンに向けメッセージをいただいた。
福井晴敏さん●「じつはひどい風邪を引いてしまい、ここまでくるのも大変な状態だったんですけど、この熱気を浴びたら急速に回復してきました(笑)。今後ともみなさんのパワーを頂き、さらに頑張って作って行こうと思いますので、今後ともよろしくお願い致します!」
羽原信義監督●「みなさまが応援してくださったお陰で、劇場館数も増え、前売り券もどんどん売上が伸びている状態です。本当に感謝しています。こういったことが本当に現場のスタッフたちにも士気となっていますので、今後ともぜひ宜しくお願いします!」
また、羽原監督からは「第三章はエンディング部分の小窓(スタッフロールの左側に入る本編ダイジェスト)も歌詞に合わせて頑張って編集していますので、そちらにも注目してください」との追加メッセージもいただいた。第三章を最後まで楽しむためのポイントのひとつにして欲しい。